強い信念があれば、未来の素材もゼロからつくれる

油化事業

油化本部 第二技術部

研究開発職

2001年入社

生命の起源を探求してきた学生時代を経て、幅広いものづくりをめざして2001年に入社。
環境改善製品の成長期から市場の成長とともに歩み、いまや油化技術の頼れるリーダーの1人です。
現在は、新たな界面活性剤の開発をゼロからスタートし、製品化するところまでを担当。
技術者として、困難な状況にも立ち向かいながら、新たな開発をする情熱の源を探りました。

現場経験を積み、
大学で学び直した若手時代

学生時代、「どのようにして生命が生まれたか」という研究室のテーマに対して微生物や有機化学の専門分野から探求する研究を行ってきました。興味深いテーマではありましたが、和食屋の厨房のアルバイトで提供した料理が、お客様の笑顔を生み出すことができるという経験にも喜びがありました。そのため、世の中の役に立ったり、暮らしを豊かにしたりする、ものづくりをやってみたいと思い、食品から環境改善製品まで幅広く関われる当社に入社。開発の一部始終に携ることができる環境にも惹かれました。

入社後は、研究所(現:油化技術部)に配属されました。当時は、環境改善製品が法規制の強化とともに需要が伸び始めた時期。有害物質の重金属を不溶化する重金属処理剤などの開発やポイントカードなどに使用される感熱記録材料の開発に携わりました。ここで、少量で合成するところから始まって、中間プラントを経て最終的に工場で量産のスケールに持っていくまでを経験。工場の大きなスケールの釜での量産試作では、スケールアップの難しさを学びました。若いうちにそうした現場で苦労を経験できたことが後の開発に役立ったと思います。その後、会社で新規の界面活性剤の開発をすることなり、1年間、大学の研究室に出向。そこで、基礎研究を通して応用研究とのつながりの重要性を学び、集大成として論文を書き、博士号を取得しました。

ゼロから製品化まで関われる喜び

現在は、新規の界面活性剤の開発と応用研究を担当。油化技術部は少数精鋭なので、自ら学会や展示会で情報収集や情報発信を行うところから仕事が始まります。数年前、開発の成果について学会発表を行い、さまざまなメーカーのニーズを伺っている時に、あるメーカーから生体に使用される機能性界面活性剤の開発依頼を受けました。こうした機会は、自分達の得意分野で幅広い業界にアプローチするチャンス。とはいえ、これまで当社で取り扱っていなかったジャンルの製品のため、まったくゼロからの取り組み。開発へのモチベーションは高かったですが、課題や挫折がたくさんありました。

途中、なかなかクライアントの目指す物性にたどり着けず、検討したサンプルは100以上。ある物性を改良するたびに別の課題が浮かび上がってくるという繰り返しでした。しかし、落ち込みそうなときに、クライアントから前向きな言葉をいただいたり、チームで協力して取り組んだりしたことで、2年の歳月をかけてようやくGOサインが出ることに。さらに1年がかりで生産体制を整えて製品化を達成しました。こうした幾多の苦労を乗り越えて、クライアントの製品が市場に出たときの喜びは、相当なもの。国内だけでなく海外でも使われ、これまでよりも体にやさしく、使いやすくなったと評判を得ています。

新たな素材を
つくることができる環境

いまの仕事の醍醐味は、基礎研究から応用開発まで幅広い業務に携わることができること。製品化に至るまでには、素材の基礎知識から有機合成技術、分析、評価、特許、関係法令など、さまざまな知識や経験、技術が必要になります。私は、仕事の一環として大学で勉強する機会を与えられたことで、学会発表や研究を積み重ね、博士号を取得。その結果、自分でテーマを発掘し、製品化するまでの力を身に着け、実際にやり遂げることができました。油化技術部は、若手の頃からある程度の裁量を持って研究ができ、ものづくりに没頭できる環境が整っています。

私が携わっている界面活性剤は、「産業のコメ」と呼ばれるように、食品から医薬品、電子材料まであらゆるところに使用されています。今後、IoTやAIの時代になり、高機能化が進む暮らしには欠かせない材料です。私自身、こうした産業を支えるためにも、「新しい製品を開発し、製品名をつける」ことが入社当時からの変わらぬ目標。当社は、それが達成できる環境です。もちろんそのためには、常に新しいインプットを受け入れて様々な方とディスカッションすることでアイデアを磨き上げることが不可欠です。自分が何をやりたいかという、強い信念を持って会社に入ってきてほしいと思います。

INTERVIEW そのほかの先輩社員インタビュー

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    油化本部 第二技術部

    研究開発職

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MIYOSHI OIL & FAT CO.,LTD.